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錦鯉の飼育

室内での飼育方法

室内で飼育する場合の注意点としては、専門店などのアドバイスを聞くことも必要だが、基本は、ストレスを与えないように大き目の水槽を使って、高密度で飼わないようにすることだろう。また、一般的にはエアポンプとエアストーンでエアレーションすることになるが、錦鯉の魚体に空気の泡が直接触れないようにしてやることも考慮した方がよい。時として魚体や鱗を傷めることもあるといわれているためである。
準備する基本的なものとしては以下のようになる。
水槽、ガラスや透明アクリルなどの蓋、濾過装置、照明器具、エアポンプ・エアストーン、水温計、砂利、ヒーター、サーモスタット、塩素中和剤、タモ、エサ。

設置手順
まず水槽をセッティングする。

  1. 設置場所を決める。水槽に水を張ると1リットルあたり1キロの重量がかかることに注意して置く場所を決める。
  2. フィルター、サーモスタット、ヒーター等をセットする。錦鯉は通年常温で飼育可能だが、生育をよくしようとする場合、また、室温が0度近くまで下がるような場合には、冬はヒーター、サーモスタットを使って少なくとも5度以上の水温まで保温したほうがよい。砂利は雑菌等の混入をできるだけ少なくするため、良く洗ってから使用すること。
  3. 水を入れる。水道水を使う場合は、天日干しでも可能だが、市販の塩素中和剤などで塩素を中和してから使う。水を入れたらフィルターを作動させ、2~3日水を回しておいて濾過装置の濾材などを慣らしてから錦鯉を入れたほうが安全といえる。
  4. 錦鯉を入れる。買ってきた袋から流し込むようにして水槽に移したり、タモで急に移してしまうことは厳禁。袋を開けずに水槽に浸して水温を同じにしてから、慎重に錦鯉だけを水槽に移しましょう。
  5. 錦鯉を水槽に移した当初は、エサは控え目に与えるか、1日くらいはエサを与えず様子を見ることも考慮する。

日常的な管理については、エサは数分(3~4分)で食べつくす程度の量で1日1回か2回、あまり与えすぎないことが大切。
照明については、急に照明を点けたり消したりするのではなく、できれば自然と同様、日没や日の出と同様徐々に暗くしたり、明るくすることも不要なストレスを与えない方法とされている。
水替えの場合、安全なのは全体の水量の3分の1程度を限度に水を取り替えることだが、必要があって全部の交換などをする場合、新しい水を天日で1日以上干したり、塩素中和して半日程度エアレーションしておくことも必須事項だが、水温を水槽の温度と同じにしておき、水交換作業では錦鯉を仮に写しておくための水槽にも同水を使うか、古い水を使って移動による環境変化で生じるストレスをできるだけ抑えるように配慮することも必要である。
濾過装置の管理については、ゴミ取りフィルターなどはできるだけ汚れたら水で洗うようにし、天日干し乾燥する方がよい。濾材は水の汚れ具合を見て、別の容器に取り出し水槽の水か塩素を中和した水で洗うようにする。ただし、どちらも洗剤などは使わないこと。
水位が下がって少量の水を補充するた時は、交換するときと同様、塩素を中和させた新しい水を補給する。